ウワバミソウ(ミズ)とは?

ウワバミソウ
Elatostema umbellatum

ウワバミソウ(別称: ミズ, 学名: Elatostema umbellatum

ウワバミソウは、イラクサ科ウワバミソウ属の多年生草本植物で、東アジアから東南アジアにかけて広く分布しています。日本では主に本州、四国、九州の山地や湿った林内などで見られます。「ミズ」とも呼ばれることがあり、特に食用として知られています。

特徴

ウワバミソウは、高さ30~50センチメートルほどに成長します。葉は互生し、卵形で鋸歯があり、やや柔らかいのが特徴です。茎は細長く、緑色から赤みを帯びることがありますが、しばしば透明感のある外観を持ち、触るとみずみずしい感触があります。

生育環境

ウワバミソウは、湿り気の多い場所や日陰を好むため、山間部の沢沿い、林床、渓流付近でよく見られます。肥沃で湿った土壌を好むため、自然の中ではあまり乾燥した場所では見られません。

花と果実

春から夏にかけて、ウワバミソウは小さな緑色の花を咲かせます。花は目立たず、茎の基部に集まって咲くため、注意深く観察しないと見落としがちです。果実はごく小さく、目立たないため、一般的には観賞用ではありません。

珠芽(しゅが/むかご)

Bulbil of Elatostema umbellatum

ウワバミソウの珠芽(しゅが/ むかご)[Bulbil of Elatostema umbellatum]

ウワバミソウの特徴的な要素のひとつに、珠芽(しゅが)があります。この珠芽は、しばしば "むかご" とも呼ばれています。珠芽は茎の節部分に生じる小さな芽で、これが土壌に落ちることで新しい個体が発芽します。このように、珠芽を介した栄養繁殖は、ウワバミソウが効率よく繁殖する手段のひとつであり、特に自然界では新しい環境に広がる際に重要な役割を果たしています。

利用

ウワバミソウは、古くから山菜として食用にされてきました。特に若い芽や葉が食べられ、茎は柔らかく、サラダやお浸し、炒め物に使われることが多いです。独特のシャキシャキとした食感が特徴で、栄養価も高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

名前の由来

「ウワバミソウ」という名前は、茎の外観が蛇を連想させることから、蛇(ウワバミ)に由来しているとされています。また、「ミズ」という別名は、茎が水分を多く含んでいることから名付けられました。

薬用

ウワバミソウは一部の地域で民間薬としても利用されてきました。特に利尿作用があるとされ、体内の水分代謝を促進すると言われています。

注意点

ウワバミソウは、一般的には食用として安全ですが、類似した有毒植物と間違えないよう注意が必要です。特に山菜採取の際には、他の植物との区別に十分注意を払う必要があります。

ウワバミソウは自然の中で身近に見られる植物でありながら、その独特の味と食感で日本の伝統的な食文化の一部を形成しています。

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参考

日本化粧品工業連合会. "アスペルギルス/ウワバミソウ珠芽発酵物." 化粧品成分データベース:https://www.cosmetic-info.jp/jcln/detail.php?id=16573

和歌山県. "ウワバミソウ." 和歌山県ホームページ:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130600/130651/corection/uwabamisou.html

Plants of the World Online「Elatostema involucratum Franch. & Sav.」:https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:851938-1